ENSを取得するメリットって何?
ENSってどうやって取得する方法を、画像を使ってわかりやすく教えてほしい!
こんなお悩みを解決します。
- ENSとは何か
- ENSの取得方法
- ENSを取得するメリット
ENSとは、0xから始まるウォレットアドレスに、「〇〇.eth」というわかりやすいアドレスを紐付けるサービスです。
つまり、ENSを使えば、0xから始まるウォレットアドレスをコピペしなくて済みます。
NFTクリエイターの方や、イーサリアム系のサービスを使用している方には必見のサービスです!
そこでこの記事では、
- ENSの取得方法
- ENSの確認方法
のほか、ENSを取得するメリットまでお伝えします。
この記事を読み終わるころには、失敗せずにENSをに取得する手順を理解できるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
ENSとは?
まず、ENSのサービス内容についてお伝えしていきます。
ENSとは、複雑なアドレスを簡単にわかりやすい文字列に変換できるものです。
メタマスクのウォレットアドレスなどを確認すると、0xから始まる約40文字の英数字が羅列されていますよね。
このウォレットアドレスを覚えられる方はほぼいないと思います…。
しかし、自分のウォレットアドレスがわからないのも不便ですよね。
そこで登場したのが、ENSというサービスです!
今回わたしが取得したENSである「nijiten.eth」(にじてん.eth)なら、簡単に覚えられませんか?
- ENSの名前であればメールアドレスと同じ感覚で覚える
- 誰かに送金するときは「〇〇.eth」宛に送金するだけでOK
ENSを使えばウォレットアドレスに自由な文字列を紐付けられて、便利に仮想通貨ライフを送れるわけです!
ENSの取得方法
さっそくENSの取得方法をお伝えしていきます。
具体的いうと、ENSは以下の3ステップで取得できます。
- 取得する名前を決める
- ENSを取得するための申請をする
- ENSが表示されるように設定する
手順①:取得する名前を決める
まずは、ENSのサイトにて「〇〇.eth」の〇〇の部分を決めましょう。
他の人とかぶっていると使えないので、自分の使いたい名前が使えるのか確認していきます。
真ん中の入力欄に、取得したい名前を入力しましょう。
ENSを取得すると「〇〇.eth」というアドレスを紐付けられます。
「〇〇.eth」のうちの、〇〇にあたる部分を入力しましょう。
入力できたら、右側の「Search」をクリックして取得可能か確認していきます。
わたしは、「nijiten.eth」というアドレスを紐付けたかったので、「nijiten」と入力しています!
メールアドレスなどと一緒で、ENSでは誰かがすでに取得した名前は獲得できません。
取得可能である「Available」が表示されているか確認しましょう。
なお、取得できない場合は「Unavailable」という表示が出ます。
トップページに戻って、取得したい名前を再度検索しましょう。
手順②:ENSを取得するための申請をする
自分の取得したい名前を決めたところで、実際にENSを取得するための申請をしていきましょう。
ちなみに、ENSを取得するためにETHを支払うタイミングは合計で3回あります。
ENSを取得するための申請をする手順②では、2回の支払いがあります。
まずはENSのサイトとメタマスクを連携しましょう。
取得したいENSの部分をクリックすると、ウォレットを選ぶ画面が表示されます。
メタマスクを選択しましょう。
メタマスクが接続できたら、いよいよ契約期間の設定などに入ります。
自分が契約したい期間を+、−で選択し、合計費用を確認しましょう。
わたしの場合は、5年間を選択しました!
なお、ENSは取得するたびにガス代がかかります。
そのため、1年ごとに更新すると、1年毎にガス代を払う必要があるため、余分な費用がかかります。
しばらくENSを使っていく予定の方は、5年分など長めの期間を登録すると、ガス代が節約できてお得です。
登録にかかるETHを確認し、よければ登録を申請しましょう。
右下の「Request a Register」から申請できます。
この申請は「ENSを取得したいです」という意思表明をENSのサイトに行う感じです。
普通の会員サイトでいう仮登録のようなイメージです。
ENSの登録をお願いするための申請の手数料を支払いましょう。
この手数料は本登録の前の仮登録のための手数料なので、先程確認した登録にかかるETHよりも安いです。
「確認」を押して、仮登録の申請のための手数料を支払ます。
なお、本登録の費用は次のステップで支払っていきます。
イーサリアム関連のサービスでは、イーサリアムのブロックチェーン上にデータを反映させるため、そのたびにガス代と呼ばれる手数料がかかります。
仮登録の申請もイーサリアムのブロックチェーン上で行うため、手数料がかかるイメージです。
以下のようにENSの登録の進捗が②まで来たら、いよいよ本登録となります。
右下の「Register」をクリックしましょう。
「Register」をクリックすると、再びメタマスクが起動します。
「確認」を押して、本登録の費用を支払いましょう。
以上で登録のための申請手順は終了です。
③の処理が終わるまでしばらく時間がかかるので、待機しましょう。
③の処理が終了したら、登録は完了です!
手順③:ENSが表示されるように設定する
いまの状態だと、ENSが優先的に表示されないようになっています。
つまり、せっかく「○○.eth」と取得したのに、「○○.eth」ではなく「0xaa…」と表示されてしまいます…。
そこで、ENSが優先的に表示されるための設定をしていきましょう。
なお、この設定を反映させるために1回ETHを支払う必要があります。
設定を確認するために、左側にある「My Account」をクリックしましょう。
すると、「Reverse record: not set」と表示されていると思います。
いまの状態は、優先的に表示されるENSが選ばれていない状態です。
「Primary ENS Name (reverse record): 〇〇.eth」という、自分の設定したいENSが選ばれた状態にしていきます。
それでは、優先的に表示されるENSを選んでいきましょう。
「Select one of your ENS names」をクリックすると、プロダウンメニューが表示されます。
先程取得したENSがあるので、そちらをクリックしましょう。
ENSを選択したので、あとは設定を保存するだけです。
「Save」をクリックして、設定を保存しましょう。
設定保存のためにも、ETHの手数料を支払う必要があります。
「ENSの設定を反映させる」というデータをイーサリアムのブロックチェーン上に書き込むため、手数料を支払うイメージです!
「Primary ENS Name (reverse record): 〇〇.eth」のように、自分の設定したENSが表示されていれば設定完了です。
以上でENSの申請・確認の手順は終了です!
ENSの確認方法
ENSを正しく取得できたのか、設定できたのかを確認していきましょう。
具体的には、OpenSeaでの確認方法について、以下の2つのポイントをお伝えします。
- OpenSeaでENSを確認できる理由
- OpenSeaでENSを確認する手順
OpenSeaでENSを確認できる理由
OpenSeaでは自分の持っているすべてのNFTが確認できます。
これは、OpenSeaで売買したもの以外も確認できます!
実は、ENSはNFTの一種なので、OpenSeaにて取得したENSが表示されるんです。
OpenSeaでENSを確認する手順
それでは、ENSを取得できたのかをOpenSeaで確認していきましょう。
結論、プロフィールページから確認するだけです!
自分の所有しているNFTを確認するために、自分のプロフィールページを開きましょう。
右上の自分のアイコンをクリックします。
ENSが取得できている場合、ENSが表示されているはずです。
取得手順の③で行った「優先的にENSが表示される設定」ができているかも確認しておきましょう。
OpenSeaのプロフィールページをみると「〇〇.eth」と表示されるようになっているはずです。
これにて確認作業は終了です!
お疲れさまでした!
ENSを取得するメリット
わざわざお金を払ってENSを取得するメリットについて、深堀りしていきましょう。
ENSを取得することには、以下の3つのメリットがあります。
- アドレスを間違えにくくなる
- アドレスで個性を出せる
- 多くのサービスで利用できる
メリット①:アドレスを間違えにくくなる
メリットの1つ目は、アドレスを間違えにくくなることです。
0xから始まるウォレットアドレスをコピペして送金すると、コピペのミスなどが発生しやすいです。
さらに、送金してもらうときに、自分のウォレットアドレスを相手に送らないといけません。
しかも、コピペするときにミスったら正しく送金されません。
送金したはずのお金がインターネットの闇に消えてしまいます。
これでは面倒だしミスも起きやすいので、不便ですよね。
しかし、○○.ethとシンプルな文字列を紐付けられれば、ウォレットアドレスを間違える確率を下げられます。
ウォレットアドレスでの入力ミスなどを減らして手間がなくなるというわけです。
メリット②:アドレスで個性を出せる
メリットの2つ目は、アドレスで個性を出せることです。
「0x…」から始まるウォレットアドレスは覚えられるわけがありません。
しかし、〇〇.ethという文字列なら覚えられそうですよね。
わたしが今回取得した「nijiten.eth」のように、自分の名前を紐付けてあげれば多くの方に覚えていただけると思います。
つまり、NFTクリエイターさんの方などは、自分の個性を出して名前を覚えてもらうためにENSを取得するのもアリです。
OpenSeaのプロフィールなど、様々なサービスで〇〇.ethと表示させることで、名前を覚えてもられるきっかけになります。
メリット③:多くのサービスで利用できる
メリットの3つ目は、多くのサービスで利用できる点です。
せっかくENSを取得しても、世の中のサービスが対応していないなら意味ないですよね。
実は、すでに多くのサービスがENSに対応しています。以下はその一例です。
OpenSeaをはじめとして多くのサービスで使われているため、みんながENSを使うのが当たり前になる未来になるかもしれません。
みんながENSを使うようになれば、ENSを使っている方とのコミュニケーションがスムーズになりそうですよね。
ENSの公式サイトから対応サービスを確認できるので、よければチェックしてみてください。
まとめ:ENSを取得して快適な仮想通貨ライフを送ろう
この記事では、ENSの概要から取得方法、ENSを取得するメリットまでお伝えしてきました。
まとめると以下のようになります。
- ENSとは、ウォレットアドレスに「〇〇.eth」というアドレスを紐付けるサービス
- ENSの取得手順:取得したいENSの名前をチェック → 申請をする → 表示されるように設定
- ENSを取得は、OpenSeaから確認できる
- ENSを取得すると、アドレスを間違えにくくなる、アドレスで個性を出せるなどのメリットがある
以上となります。
ENSを取得することで、周りと差別化しつつストレスのない仮想通貨ライフを送れます!
ぜひ公式サイトからENSを取得してみてはいかがでしょうか?
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以上、『【初心者向け】ENSの取得方法を画像つきでわかりやすく解説』でした。
にじてんです!