OpenSeaでオファーをする方法がよくわからない…。
OpenSeaのオファーの手順と、手数料(ガス代)をわかりやすく教えてほしい!
こんなお悩みにお答えします!
- OpenSeaのオファーの手順
- OpenSeaのオファーでかかる手数料とタイミング
クリエイターさんのツイートを見ると、OpenSeaの新作の出品でオファーを導入している方がいますよね。
しかし、「オファーの手順がわからなくて新作を買えない…。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回はOpenSeaのオファーについて、下記の5ステップで完全解説していきます!
- OpenSeaのオファーとは?
- オファー前の準備
- オファーする3つの手順
- オファーした後の手順
- オファーの手数料(ガス代)とタイミング
実際の画面も使って、わかりやすく解説していきますね!
この記事を読めば、OpenSeaでオファーができるようになり、素敵なNFT作品を買えるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
OpenSeaのオファーとは?
まずOpenSeaのオファーについての基礎知識を、下記の3ステップでお伝えします。
- オファー = OpenSeaの出品方法の種類の1つ
- イーサリアムの作品にオファーする場合の通貨 → WETH
- ポリゴンの作品にオファーする場合の通貨 → ポリゴンETH
すぐにオファー手順を確認したい方は、こちらからどうぞ!
オファー = OpenSeaの出品方法の種類の1つ
OpenSeaのオファーとは、出品方法の種類の1つです。
OpenSeaで主に使われている出品方法は、下記の3種類です!
出品方法 | 内容 | 対応チェーン |
---|---|---|
固定価格 | 〇〇円と決まった値段で出品 | イーサリアム・ポリゴン |
オークション | 入札金額で購入者が決定 | イーサリアムのみ |
オファー | オファーしてくれた人から購入者を選んで決定 | イーサリアム・ポリゴン |
オファー形式は、出品者が「この人に作品を持ってほしい!」って方を選んで販売できます。
つまり、金額だけで決まるわけではありません!
なお、オファーをする場合の通貨は
- イーサリアムの作品
- ポリゴンの作品
で異なります。
それぞれ詳しく確認していきましょう!
なお、ポリゴンとイーサリアムの通貨の違いは、下記の記事で詳しく解説しています。
先にチェックしておくとこの後の内容をスムーズに理解できるので、参考にしてみてください!
イーサリアムの作品にオファーする場合の通貨 → WETH
イーサリアムの作品にオファーをする場合は、「WETH」(読み方:ラップドイーサ)を使うことが多いです。
「WETHって何…?」って方がほとんどだと思うので、説明していきますね!
WETHとは、イーサリアムの通貨である「ETH(イーサリアム)」をやり取りしやすくした通貨です。
もっとわかりやすく例えると、
- 銀行に預けてある日本円 = ETH(イーサリアム)
- PayPayにチャージした日本円 = WETH
ってイメージです!
現金をいちいち銀行振込でやりとりすると、振込手数料かかりますよね。
いったんPayPayにチャージして、手数料をかけずに送金する方がお得です。
PayPayと同じで、WETHに両替しておけば手数料を抑えられます!
WETHにしておけば、イーサリアムの高いガス代を払わなくて済むわけです。
オファーでは
- オファーのキャンセル
- 再オファー
- オファーが非承認の場合の返金
などなど、いろんな場面でお金のやり取りが発生します。
それなら、手数料が安いWETHを使ったほうがお得ってわけですね!
イーサリアムの作品へのオファーでは、基本的に「WETH」を使うと覚えておきましょう。
「WETH」の準備の仕方は、オファーの手順でお伝えしていきますね!
ポリゴンの作品にオファーする場合の通貨 → ポリゴンETH
ポリゴンの作品にオファーする場合は、ポリゴンETHを使います。
紫色のETHですね!
ポリゴンの作品では
- 固定価格
- オファー形式
のどちらもポリゴンETHでやり取りされます。
ここまでの内容をまとめると、以下のとおりです。
- イーサリアムの作品へのオファー:WETH
- ポリゴンの作品へのオファー:ポリゴンETH
OpenSeaのオファー前の準備
OpenSeaのオファーについて理解したところで、オファーをする前の準備についてお伝えしておきます。
具体的には、下記の5つの準備が必要です。
- 仮想通貨取引所で口座開設をする
- メタマスクでウォレットを作成する
- イーサリアムを購入する
- イーサリアムをメタマスクに送金する
- OpenSeaでアカウントを作成する
専門用語なしでわかりやすくお伝えすると、以下の5ステップです!
- 仮想通貨を買ったり売ったりするための口座を作る
- 仮想通貨を入れるためのお財布を作る
- NFTを売買するための仮想通貨を購入する
- 仮想通貨用のお財布に仮想通貨を送金する
- NFTアートを売買しているサイトに登録する
それぞれの手順については、「OpenSeaのNFTの買い方」にて詳しく解説しています!
まだやっていない手順がある方は、先にチェックしてみてください!
OpenSeaでオファーする3つの手順
では、OpenSeaでオファーをする3つの手順を解説していきます。
今回は、イーサリアムの作品へのオファー手順をお伝えしていきますね!
- オファーしたい作品を選ぶ
- WETHを準備する
- 作品にオファーする
手順①:オファーしたい作品を選ぶ
まずはオファーしたい作品を選びましょう!
選び方の例は、下記のとおりです。
おすすめは「新作 オファー」と検索する方法です。
他の方法だと、固定価格で出品されている作品も見つかってしまうからです。
NFTの探し方は、下記の記事で詳しく解説しています。
おすすめのハッシュタグも解説しているので、作品選びに迷っている方は参考にしてみてください!
>> 【保存版】お気に入りNFTの探し方7選【ハッシュタグのおすすめも紹介】
手順②:WETHを準備する
作品が決まったら、「WETH」を準備していきましょう。
ETH(イーサリアム)を使いやすいようにした通貨が「WETH」です。
WETHを準備するために、両替していきます!
ちなみに、「ETH(イーサリアム) → WETH」に両替することを、本当は「スワップ」と呼びます。
この記事ではわかりやすいように、「両替」で統一しますね!
まず、オファーしたい作品を選んで、詳細画面まで進みます。
オファーしたい作品の「Make offer」をクリックしましょう。
今回はmilkさんの「CITY BOY & CITY GIRL」にオファーしてみます!
「偽物のコレクションではないか」という確認画面が出てきます。
確認できたら、左下のチェックボックスにチェックを入れましょう。
オファーを申請する画面が出てきます。
WETHを準備するために「Convert ETH」をクリックしましょう。
Uniswap(ユニスワップ)という両替サイトが自動的に立ち上がります。
Uniswapは有名なサイトなので、安心して使えますよ!
「ウォレットに接続」をクリックしましょう。
接続するウォレットを選ぶ画面になります。
「Metamask」をクリックしましょう。
メタマスクが自動的に起動します。
使いたいアカウントにチェックボックスが入ってるか、確認しましょう!
確認したら「次へ」をクリックします。
「接続」をクリックして、Uniswapとメタマスクを接続しましょう。
正しくUniswapとメタマスクを接続できたのか、念のため確認していきましょう。
自分のウォレットアドレスが右上に表示されていればOKです!
わたしはENSというサービスを使っているので、「nijiten.eth」という文字になっています!
それでは、WETHに両替していきましょう!
まず、WETHに両替するためのETHを選びます。
「トークン選択」をクリックします。
「ETH」をクリックしましょう。
ETHからWETHに両替する金額を入力していきましょう。
入力できたら、「ラップ」をクリックします。
自動的にメタマスクが起動します。
「確認」をクリックして、両替の処理を確定しましょう。
このとき、ガス代(手数料)かかります!
メタマスクで「確認」をクリックすると、Uniswapの画面に戻ります。
「保留中」になるので1分程度待ちましょう。
「WETHにラップ」と表示されれば、両替完了です!
バツボタンを押して、OpenSeaの画面に戻りましょう。
以上で、WETHへの両替が完了しました!
手順③:オファーする
WETHが準備できたら、オファーまでのほとんど手順は終了しています!
あと少しなので、頑張っていきましょう!
- オファー金額
- オファーの期限
を入力していきます。
オファーの期限がすぎると、自動的にあなたのオファーが取り下げられます。
クリエイターさんが提示している期限よりも長めに設定しておきましょう!
オファーの準備ができたら、「Make Offer」をクリックします。
メタマスクが自動的に起動して、OpenSeaでWETHを使う確認画面が表示されます。
OpenSeaで初めてWETHを使うときだけ、手数料がかかります!
「確認」をクリックしましょう。
OpenSeaでWETHを使えるように調整する画面に移ります。
1分程度で終わるので待ちましょう。
OpenSeaの処理が終わると、オファーの最終確認が表示されます。
「署名」をクリックして、オファーを確定させましょう。
画面の右下に「Your offer was submitted successfully!」と出てきたら、オファー完了です!
「正しくオファーできました」って意味です!
また、実際のオファー画面はこんな感じです。
「you」って書いてあれば、正しくオファーできてます!
以上でオファーが完了しました!お疲れさまでした。
番外編:オファーをキャンセルしたい場合
番外編として、オファーをキャンセルする場合の手順もお伝えしておきます。
ちなみに、オファーをキャンセルする場合はガス代がかかるので注意しましょう!
自分がオファーした作品ページの下の方に、「Offers」という項目があります。
その中にある「Cacel」をクリックしましょう。
メタマスクが自動的に起動します。
「確認」をクリックして、オファーをキャンセルしましょう。
ガス代がかかっているのがわかりますね。
オファーがキャンセルされると、「Offers」の項目からあなたのオファーがなくなります。
以上で、オファーのキャンセルは完了です!
OpenSeaでオファーした後の手順
OpenSeaでオファーした後の手順について、2つのケースに分けて解説しておきますね。
- オファーが承認された場合の手順
- オファーが承認されなかった場合の手順
オファーが承認された場合の手順
オファーが承認された場合は、自動的に購入手続きが完了します。
とくに追加で行う手順はありません!
正しく購入できたか確認する方法は、下記の2つです。
- OpenSeaからのメールを確認
- 自分のページから作品を確認
OpenSeaからのメールを確認
OpenSeaにメールアドレスを登録している場合、以下のようなメールが届きます。
オファー手順で解説した作品とは異なりますが、こちらもオファーで購入した作品です!
OpenSeaにメールアドレスを登録していない方は、下記の記事を参考にしてみてください!
>> 【超簡単】OpenSeaに登録する3つの手順【日本語化の方法も解説】
自分のページから作品を確認
また、購入できた作品は自分のページから確認できます。
右上のアイコンをクリックして自分のページを表示しましょう。
自分の作品の一覧に、オファーをした作品があるか確認してみましょう。
オファーが承認されなかった場合の手順
オファーが承認されなかった場合は、WETHが自動的に返金されます。
とくに追加で行う手順はありません!
しかもガス代はOpenSea側が負担してくれるので、手数料の心配もいりません!
なお返金されたWETHは、Uniswapなどのサービスを使ってETHに戻せます。
しかし、
- Uniswapの利用にガス代がかかる
- WETH → ETHに戻す手続きが面倒
といった理由から、わたしはWETHのままにしています。
次回のオファーのために、WETHのままにしておくのがおすすめです!
ETHに戻したい方は、Uniswapなどの両替ができるサイトで「WETH → ETH」と設定すれば戻せます。
下記のように設定してみてください!
OpenSeaのオファーの手数料(ガス代)とタイミングまとめ
最後に、OpenSeaのオファーにかかる手数料(ガス代)をまとめました。
ガス代は時期や時間によって大きく変わりますが、目安にしてみてください。
わたしがかかった手数料は下記のとおりです!
タイミング | 費用 | 取引の日付 |
---|---|---|
ETH→WETHへの両替 | 約0.0015ETH (497円) | 2022/2/12 |
WETHの初回利用手続き | 約0.0017ETH (596円) | 2022/2/12 |
オファーのキャンセル | 約0.0026ETH (876円) | 2022/3/21 |
ETH → WETHへの両替のガス代
ETH → WETHへの両替のガス代は、両替のたびに発生します。
ガス代が安いときに、まとめて両替しておくのがおすすめです!
なお、ガス代は時期と時間で大きく変わります!
ガス代が安い時間帯は『Ethereum Gas Charts』というサイトでチェックできるので、参考にしてみてください。
もっと詳しくガス代について知りたい方は、下記の記事をどうぞ!
>> 【簡単】イーサリアムの手数料(ガス代)とは?安くブリッジする方法も解説
WETHの初回利用手続き
また、WETHを初めて使うときには手数料がかかります。
2回目以降のオファーには、この手数料はかかりません!
詳しくはOpenSeaのヘルプページの「How do I make an offer on NFTs?」をどうぞ。
オファーのキャンセルにかかるガス代
オファーをこちら側からキャンセルするときには、ガス代がかかります。
なお、オファーが自動的にキャンセルされた場合には、ガス代がかかりません。
詳しくは、下記のような流れになります。
- オファーの期限が切れる
- オファーが自動的にキャンセルされる
- WETHが自動的に払い戻される
「オファー金額を間違えた!」などの緊急時以外は、オファー期限が切れるのを待つのがおすすめです。
ガス代がかかるタイミングを抑えて、できるだけ節約しましょう!
まとめ:OpenSeaのオファーで素敵な作品を買おう
この記事では、OpenSeaのオファー手順と手数料(ガス代)を5ステップで完全解説してきました。
まとめると、以下のとおりです!
- オファーとはOpenSeaの出品方法の1つ
- イーサリアムの作品 → WETH でオファー
- ポリゴンの作品 → ポリゴンETHでオファー
- オファーの3つの手順:①作品を選ぶ → ②WETHに両替 → ③作品にオファー
- オファー後の手続きは自動的に行われる
人気なクリエイターさんは新作をオファー制でリリースしている方も多いです。
ぜひ今回の手順を参考にして、積極的にオファーしていきましょう!
「素敵なクリエイターさんを見つけたい!」という方に向けて、お気に入りのNFTの探し方を解説しています。
気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
>> 【保存版】お気に入りNFTの探し方7選【ハッシュタグのおすすめも紹介】
以上、『【実例】OpenSeaのオファー手順と手数料を5ステップで完全解説』でした!
にじてんです!